日曜日のパフォーマンスへの不全感で、ここ数日間は、そのことばかりを考えていました。
一時間の予定が45分で力つきてしまいました。
もっともっとコンセントレートして、気を失うまでやればよかったとそればかりを悔やんでいました。
でも終わったあとは涙がこみあげ(泣きませんでしたよ、もちろん)、今まで味わったことのない種類の自由にふれた感じがしたのは事実です。
『境界のリプロダクション展』や『世紀末文庫』などで、コンセプチュアルな言葉の作品を発表していた頃、そのふたつの展覧会の企画者に、あなたのためにはパフォーマンスアートの経験をすすめる、と言われたことを良く覚えています。出品作に、ある種の不自由を指摘されたことはよく理解できたけれど、私にそんなことが出来る訳がない、彼らは私とは別人種、と思っていたのでした。
そんな私が、不完全であったにせよ、人前でからだを使った表現ができたことは、すごいことかも、とようやく肯定的になれた頃、記録DVDが送られてきました。ノーカット版。
イダキの音、竹笛の音、オイルバーの青い線、、、、けっこう生々しい映像でした。
私たちは、何かの表現ができていたかもしれません。
勤務校の日本史の先生が見に来て下さり、
こんな感想を伝えていただきました。
記録映像は、残る二日、会場で流します。