夫がロードレーサーで転倒して8日が経った。
肋骨を二本折り、鎖骨と肩甲骨脱臼という結構な怪我だった。
10年前なら手術ですが今は経過観察のちリハビリですね、と医者は淡々と言った。
私の暮らしも少しは変わった。妙なリアリティにあふれている。
それにしても、とつくづく思うのは、寝たきりのお年寄りおよびその介護の方々の苦労だ。身動きがうまくできないひとの身辺の世話をエンドレスで行う日々はいかにもの大変さだろうし、なにより本人は希望を持てるのか。我が家の場合は、やがてかならず回復するという見通しがあるから、本人も周囲もすこぶる明るい。実際、日増しに良くなっている。だが、全国の何万というお年寄りたちとその周囲の人たちは、、と、そんなことを思いながら、ドイツ展準備の悪あがきが続く。
アトリエを片付けて壁面を作った。展示のシュミレーションを少し。
日常の変化が表現の変化に繋がったりして、。そしたらめっけもの。
美術室にblue moonのときの作品を持って行って広げてみた。(アトリエには広げられない長さ)
なかなかよいのではないか?