塩田千春の「沈黙から」展を見に神奈川県民ホールへ。
作品(県民ホールの全フロアを使う大規模なインスタレーションで、ノベ200人以上の人が何日もかけて設置したらしい)をまず見る。もう知っている作品がほとんどだったが、こんなことやれちゃうんだな、と感心する。
やがて作家登場、アーティストトークが始まる。
3年前に京都で聞いているのですが、その時は、トーク中に泣き出したりしてびっくりしたけど、
今回は、さすが、メジャーになって成長したか、結構堂に入ってました。
が、この人はあんまりしゃべらないほうがいいのではと今度も思いました。質問者のほうが圧倒的に知的で終始それに答えられていないという姿を見せてしまうのはちょっとさびしい感じがしました。でも作品理解は深まったけど。
アーティストトークを聞いたあと夜からの関連イベント、多和田葉子と高瀬アキによる朗読とピアノのパフォーマンスを見る予定で、間の時間にBank art NYKヘ行くと、ACD(取手のあーだこーだどーでけーだパフォーマンスユニット)の面々が夜のイベントの準備をしている。ちょっと陣中見舞いに来たけど明日来るね、といったところが、作曲家の野村さんが、そんな、詩の朗読のチケット3000円なんか捨ててここにいろという。今日しか見れないものがある、今日は惑星全部が一列に並ぶほどの奇跡的な出会いがあるひなのだ、という。
それで、1か月前から予約して手に入れた多和田葉子はやめにすることになりました。
つづく