日食は見ることが出来なかった。残念だ。
このごろあんまり空を見てないなあ。
さて話題のあの本、1000ぺ−ジを三日で読んだ。だから『面白かった』ということなのだろうと思います。
1984年に私は何をしてたのか、、、。
20代のころのできごとってなんでこんなに鮮明に覚えているのかな。
思い出すと、恥ずかしさでお茶碗洗いながらガチャンと割ってしまいそう。
いつもそうだけど村上春樹の小説って、なんかリアリティがない。リアルなんだけどリアルじゃない。そして小道具がちょっと『ハイアート』というか教養のひけらかしっぽい?ヤノーチェックのシンフォニエッタを知らないと青豆の死に向かうリズムを共感できないのか。マタイ受難曲もときどき頭の中でリフレインしてほしいのか。ストーンズのLPのこととか、読みながら、あ、知ってると思う自分に苦笑いしてしまいます。なんかやだわたし、と。
あと、カルト教団の教祖が知的で思索的な存在に描かれていたのがとっても気になりました。いいのかなと。
読後感、1984年を描いているのに、なんだかおとぎばなしの予言書のようでした。
続けて『神の子どもたちはよく踊る』も読んでしまいました。