友達に、『オペラに行かない?』と突然誘われ、え?オペラ?と思ったものの、その友達と一緒に過ごしたかったので行ってきました。
オペラなんて久しぶりです。非日常の極みですね。
演目はドニゼッティの『愛の妙薬』。
おはなしは、なんといっても、荒唐無稽です。それを飲めば好きな相手が自分を好きになってくれるなんてね。インチキに気付かぬ主人公。主人公の気をひく為に別の男と結婚するマドンナ。でもオペラってそんなバカ話をみんなで歌い続けて芸術の域に高めて行くのですね。もちろん音楽的な意味においてです。テノールのすばらしかったこと!2時間以上のイタリア語浸け、楽しかったです。
誘ってもらわなければ、そして、行ってみるかなと思わなければ(その時間がなければ)、持ち得なかった時間でした。向こうからおとずれるこんなプレゼントもあるんだな、とほっこり嬉しかったです。
いつも自分から求めてばかりいるのかもしれません。