越後妻有アートトリエンナーレに行ってきました。2000年の第一回展から毎回すべて行ってる私です。
4回目の今度は初めて全行程『夫同行』だったので自分でハンドルを握る事がなく鑑賞もちょっと余裕でした。一回目のときはひとりでまだ幼かった三人の息子を連れてクワガタやヤマメを捕りながらのアートの旅、とても楽しく忘れがたいものがありますが、今回はあのとき5歳だった三男とその友達もつれて中年夫婦と中学生の旅となりました。ちなみに三男も4回とも行っているので、『越後妻有アートトリエンナーレを知る14歳』というコンペがあったら彼はベストテン入りするのではないかと思います。
高速を約5時間ほど走って長野市から新潟入り、117号線を北上して一日目は十日町エリアを見ました。
パスポートを買った公民館の近くのNo.28から。(これは作品についている番号です。このブログを参考に作品を見る方が万一いたらと思うと番号があると便利なので。ちなみに全作品で300番まであり、ガイドブックも地図も現地案内もすべて同じ作品には同じ番号がついています。)
No.28 ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミュラー 『ストーム・ルーム』
写真がなくて残念ですが、もう使われていない歯医者さんの診察室(二階)が作品になっています。部屋に入ると、おや、外は晴れていたはずなのに?とその湿っぽい暗さに驚く間もあらばこそ、ガラガラドシャ!ピカッ!ザーザーザーと嵐の模様。木のざわめきが聞こえ本当に雨漏りまでしていて朽ちた診察室に立っているのが心細くなってくる。サッシでない古いガラス窓にも豪雨が叩き付けられている。
よく作ってあるなあ、と感心する。そして、遊園地の体験型アトラクションとの違いについて思考する。
おいしいおそばを食べてから10キロ程走って
N0.24 石塚さやか 『うかのめ』
お米をつないだ糸による廃屋でのインスタレーション。本当に美しかった。制作に約一年かかり、最後の三ヶ月はバイトも休んでずっと制作してました、と作家さんが話してくれました。
つづく