縁あって、静岡新聞に月に一度だけ3ヶ月間、作品を載せていただいていました。
挿絵、というとテキストと関係がある表現に受け取られるでしょうか。そうではなくて、作品は作品で、テキストとは関連なくあるスペースに収まっているのです。読者文芸の欄です。
掲載は7、8、9月で、最後は9月29日でした。もしも静岡新聞を購読されていて、まだ処分していない方いらっしゃたら見てください。モノクロ掲載なので白がきれいに出ませんでした。普通に撮影するとこんな感じです。
月に一枚の作品でも、初めてのことだったので、結構エネルギーを注ぎました。過去の作品を振り返ったり。
やってみると、さまざまな挿絵作品に目がいくようになりました。
新聞小説の挿絵もそうですが、『母の友』や『登校拒否親の会通信』の挿絵にまでも。
数年前に版画家の山本容子が朝日の新聞小説に挿絵をつけていて、毎日一点てすごいなと思いましたが、今は、いいなあ,楽しいだろうなあと思います。
新聞という媒体に、決まったテンポで作品をのせてもらう、なんだか自分が歩いている泳いでいるそんな主体的な動きを実感できた経験でした。