長船恒利追悼展実行委員会の5回目
膨大な量のコンタクトシートを見た。35ミリ、4×5、6×7、、、
8×10(エイトバイテン)のコンタクトシートもたくさんあった。
すべてにピントがあった絵画的な写真作品の根拠はこれだったのか。
森山大道みたいな作品を見つけて驚いている私に松野さんが、彼はいろんな人の作風をまねて勉強していたんだよと話してくださった。

知らなかった長船像をまた発見。役得だ!と喜んでいると、若い乾さんは知らないかもしれないけど、と大家たちがいろいろなことを語ってくれる。(若かったんだ私、嬉しいな。)
その中でこころに残ったことは、長船氏においては彫刻についての考え方と写真のそれとが相似形だったことだ。人は表現の方法を変えても表現したいことは変わらないのか。
それにしても、作家が亡くなって、もう作品が増えることがないという地平に立って見渡す作品には不思議なオーラがあった。
それでも作品はずっと生き続けるんだという現実が今日は圧倒的だった。
私は、つねづね夫に、もしも明日私が死んだら、作品は全部燃しちゃってねと言っているのだけど、、。