2012年1月のギャラリイK企画『日本コラージュ』のカタログ掲載用作品写真を寺田さんと撮った。
紙媒体で残す作品資料をとても大切にしているこのごろだ。
新聞とグラファイトと枯れたひまわりの作品だが、はじめから撮影は明るい朝の日差しの中でと決めていた。その根拠は、作品が伝えるメッセージがあまりにも重いから、ということになるのか。人類の愚かさを、朝の柔らかい光の中に存在させよう、そう思った。
なんであれ、現場に行かないとわからない事は多いが、始めてみると白いボックスは不要だった。枯れた花だけのオブジェは作品とは認めがたいクオリティだと気付いた。
私がこう撮ってほしいと希望して撮影したものと、寺田さんが僕はこう見たと感じて撮影したものはあまりにも違っていた。200カット撮って、残った二枚はその対極のものだった。
寺田さんが撮ると光の中の立体はドキュメンタリーになる。私が求めていくと物語になる。
どちらに決めるかしばらく悩んでみる予定。まだアップしないことにします。
撮影中。

合間にポートレートも撮ってくださった。
これちょっと笑い過ぎだね、ボツ!といわれたやつ。たまにはのせちゃえ、わたし。(成功した方はfacebookのwallに)