講習を受けないとあなたの教員免許は失効します!と文科省に恫喝されて30000円も払って静岡大にお勉強に通いました。優秀な現場教師も私みたいな非常勤講師もみんな時期が来たら講習を受ける制度ができちゃってたのですね、いつのまにか。
一日目は小学校の先生たちに交じって図画工作の教材そのほかのおべんきょう。やっぱフェノロサって偉かったのね、とか、アメリア・アレナスさんの鑑賞方法まるごと肯定でいいんすか?!それで教科書までかえちゃったの?とか。
テストがなくて、制作さえすれば合格なのでよかったけど、小学校の現場の先生たちってすぐに手が動くんですね。私はずーっとイメージを考えてたら持ち時間の半分以上がすぐに過ぎてしまいました。最初のアイデア出しで二日も三日もかかっちゃう生徒の気持ちがよくわかったという点で受けてよかったという結論やっと。
スチレンボード一枚とスチロールカッターだけ与えられて『古代生物を作ろう』というテーマで、植物をイメージして作ったのがこれ。
二日目
『多文化・多言語共生と対話の教育』 これで一日中。
対話という単語だけに反応してとった選択科目でしたが、かなり面白かったです。
ことばとは、文化であり素材であり支援であり自己であり交流でもある、言葉と環境はお互いがお互いを形成し合う、などなど。対話を生むことばのパフォーマンス、といったグループワークが楽しかった。
講義のメインテーマは『対話する事で意味が発生する』。これって、ずっとユニットで制作してきた作品のコンセプトじゃあありませんか!!
三日目と4日目
『教育の最新事情』
ル・バーという教育心理学の専門用語覚えました。定義は『自然現象や社会現象についての過去の偏った、狭い範囲の経験の一般化としての知識』ということですが、平たく言うと『思い込みと勘違い』のことみたいです。それがあると、学習が阻害されるのでル・バーを取り除く(ル・バー対決型ステトラジー)ことが大切という訳なのですが、自分を振り返ると、思い込みと勘違いとはったりと、それを背景にした、根拠のない自信だけで生きている私なので、自分の中のル・バーコレクションを言語化もしくは視覚化できないものかと思ったらとーっても楽しい気分になったのでした。
取り除こうという話だけど、なくなっちゃったら世の中つまんないぜっていう感じです。
これからしばらくは、あ、あれもルバーこれもル・バーって見つけて遊べそうです。
そのほかもいろいろありましたが略。
てなわけで、久々に大学生やってきました。周りの皆さんがみんな秀才にみえて、私ってやっぱり頭悪いんだなと思ったし、いろいろとと忘れてた過去が急に現れるし、あ〜あではありましたが、まずは終了という事で。