すこし時間がたってしまいました。画像の整理がまだできていませんが、今年のちっちゃな文化展の振り返りを少しやっておこうと思います。
遠州横須賀街道ちっちゃな文化展に初めて参加したのは2002年のこと。ギャラリーsensenciさんの展示空間である永田材木店さんのところに作品をひとつ出させていただきました。
それからしばらくは永田さんのところや、やはりsensenciさんつながりの『アートかくれんぼ』に参加させていただいていたのですが、2009年からはひとりのスペースをいただいて(しかもロケーション的には最高の場所で)作品発表とワークショップを行って来ました。
今年はワークショップをしないと決めていたので、あの開放的な鈴木邸空間からの引っ越しを希望して、ロケーションはすこしはずれの閉じた空間酒井邸となりました。
実は、母たちのこともあるし、自分自身の制作への思いも変化して来たしで、文化展への参加をそろそろ卒業しようかなと思っていた今年でした。
最後かもしれないと思ったこともあり、初めて2泊3日で遠州横須賀に泊まりました。横須賀の古い旅館八百甚さんに平川渚さんと同室で過ごしました。恒例の金曜夜の交流会にも初めてまともに参加しました。鈴木淳夫さん平川さん佐野翔君の4人で酒井邸で深夜までさまざまなことたくさん話しました。
いつもワークショップで大忙しだったので知り合いの作家さんの作品もゆっくりは見なかったかもしれません。たとえば今年は鈴木敬三さんの墨絵をすごくしっかり見ました。清水邸の全体も。
私ははじめて今年大須賀でひとりだったのでした。
去年までのワークショップの場所が別の人に別の使われ方をされているのをみるととても切ない気持ちになりました。ずっと手伝ってくれていた和田彩夏さんが今年も来てくれて、彼女も同じことを言っていました。
でも、それがなかったから向き合えた自分や、見ることのできた文化展の風景があった今年でした。
新たな会場となった家主さんの酒井さんとの新しい出会いもありました。
もう今年で最後かもと複数の人たちに伝えてしまったけれど、文化展での私のものがたり、もう少し続けて行こうかなと今は思っています。