若い読者のための世界史

『まあるいまる』のオマージュおみやげの制作にとりかかるが、illustrator csが思うようにいかない。こんな単純なことがなぜできないの？と自分で自分がいやになる。
それでも、展覧会間際の緊張とわくわくは今回も楽しい、楽しい。

長男が修学旅行で今日から中国へ。絶妙すぎるタイミングで首相の靖国参拝。『ボート部だけに暴徒に襲われた』なんてことになりませんように。

E.H.ゴンブリッチ著中山典夫訳『若い読者のための世界史』読了。こうしたいきいきとした語り口で歴史を語ってもらえたのは生まれて初めてだ。世界史の教科書で覚えた太字の事項が自分の中で生き生きとイメージできた。ゴンブリッチ２５歳のときの著作と知り、彼の碩学にただ驚くが、巻末の「５０年後のあとがき」を読むと、彼の歴史観、人間観がさらにはっきりと伝わり、このあとがきを含めて、名著だと思った。訳も良かった。なぜもっと早くこの本を読まなかったのか、知らなかったのか、周囲は教えてくれなかったのかとまた思うが、遅すぎることはないんだろう。
勤務校の図書室で借りて読んだが買おうと思う。