高校の仕事が思いのほか長引いて、スタジオで荷物を積み終わったのは午後2時過ぎ。頼まれた買い物をして、途中、授業の関係で鋳造屋さんに寄って、4時過ぎに現地着。
ビニールのバルーン60個を茂みや木に設置。K西君やMさんが手伝ってくれて良かった。画像をアップしたいけど、ラップトップを置いてきたのでできなくて残念。搬出には高枝切り鋏がいりそうだ。
自分のことしかできずに日が暮れた。
京都や富士や大分や、そのほかさまざまな遠方から集まっての、『アートかくれんぼ』なので、今日はみんな横須賀に泊まってマップを作ったりなんだりの段取りのなか、6時過ぎに『じゃあ、私、失礼します。』と辞す。泊まらないはずだったS田さんも、やっぱり今日は泊まらなきゃと残ったので、『え、帰っちゃうの?』の雰囲気は当然。
でも、今日は夫の帰宅は深夜だし、朝、何の用意もせずに仕事に出たままだから、このまま子どもたちを飢えさせるわけにも行かない。頼みの長男も不在だ。150号線を飛ばす。
7時半頃スーパーに寄って急いでお惣菜を買って、家に電話。『お母さんは8時前には帰るから。』
少し前まで、こうした事態になると3男は半泣きで怒って玄関に現われたものだった。
だが今日は下のお兄ちゃんと仲良く遊んでいた。大きくなったものだ。
そして、少し前までこうした状況をつくづくたいへんだと嘆く自分がいた。分断されずに自分の時間を持てる人たちがうらやましかった。
でも、今はそうでもない。確かに、一日全部が自分のものだったら(それが『仕事』と呼ばれるものの拘束の元でも)どんなに楽しかろうと思わないではない。でも、家族をもつことを選んだのだし、その幸せを享受しているのだから、子どもにご飯を用意するのは、あたりまえのことと思うようになれた。
買ってきた餃子より、いつもの家で作るやつの方がおいしい、とこどもたちに言われたが、それでも許容範囲の食卓を用意できた。宿題をやらせ、お風呂に入れて、いつもの時間に寝かせることができた。
さて、あしたは朝一番でまた現場へ。残り十数人の設置を手伝おう。楽しみだ。実は私はひとの搬入を手伝うのはとても好き。オープンは午後一時から。みなさん、来てくださいね。