ゲルハルトリヒターを見る。デュッセルドルフK21
誰かがリヒターを引用し、それを知らずにその引用された作品をいいと思ってしまう。リヒターをその後に見ると、そうかあれはモノマネだったのかと寂しい気持ちになる。
ある種の普遍性があるからみんなリヒターに影響されるのだろうか、きっとそうなんだろう。それにいろんな作風で作っているから、いろんな風に引用されるんだろう。
リヒターを見るといつもそのことを思う。今回もそうだった。
あの人がやってたあれはリヒターだったのかと。
でも、ずっと以前にリヒターこそが他者をいつも引用しているんだという文章を読んだことがある。
オリジナリティはあらゆるものに優先する価値なのか、それよりも人の心を動かし得たという事実の方が大切なのか。
後者のように私はおもうのだけれど。。
さてK21をあとにしてデュッセルドルフ中央駅で明日のベルリン行きの座席指定。
ドイツ鉄道の近代化には目を見張ります。予約システムに限ってはですが。
友人と落ち合って午後はデュイスブルクへ。
予想の10倍は充実していました。町自体がとても楽しくて。
美術館には、キーファー、ボイス、ペンク、、、とドイツ現代美術の巨匠がずらり。
地球の歩き方にも載っていない小さな町なのに、このレベルの常設があるんだなと。
思いがけずキーファーの大作を見ることができました。
晩御飯は鴨肉のグリルを友達が作ってくれました、
明日はベルリンに移動です。