3月13日
16時46分プラハ発ベルリン行きに乗ってドレスデンで途中下車の旅程。
早めに駅に着いて何番線かを確かめようとインフォメーションへ行くとそこで働く中年女性が明るく答えてくれました。
私もまだ知らないの、上の階の掲示板みててね。
列車が着くのが何番線かはその都度変わるということのようです。
掲示板の下でずっと待っていてもいつまでもでなくて、やがて5分遅れ、次に20分遅れ、と続いて、40分遅れて到着。日本にいたらけっこう怒っていたかもしれないのに、列車はブタペストからきたのだもの仕方が無いねと自然に思っている。
列車を待つ間に、次男と同い年の若いカップルと知り合いました。彼氏の方は千葉大の薬学部でベルリンに短期留学中、彼女さんはその彼氏に会いにベルリンまで来たんだそうで、いいなあ。
二人もドレスデンまでというのでご一緒にと誘われましたがやはりと思い、わたしは一人でコンパートメントへ。
そこにはハンガリー人の陽気なおばさんが先客でいらっしゃって、だんだん耳に馴染んできた、そして少しずつ単語も出てきたドイツ語で楽しく過ごすことができました。
8時前にドレスデン着。
駅の近くにホテルを取っておいてよかった、今夜はホテルのレストランでさっと済ませてもう休もう、と決めていたのに、結局フロントのお兄さんが勧めてくれるので、ザクセン料理の美味しいというビアホールまで、着いたばかりの夜のドレスデンの街を一人で歩く。
10分歩いて道もわからずお店も見つからない。人もほとんど歩いていないし地図を片手にトホホな気分になっていると、ドイツ人のおじさんが話しかけてきた。
お店の名前を言うと、知っているついてこいという。親切そうなのでついて行くと、そのおじさんも実はそのお店を知らないことがわかる。ミュンヘンから来たからね、ドレスデンは不案内さ、でも、あそこの店に知り合いがいるから聞いてやると、多分ドイツ語でそう言った。
そして本当にそのお店で聞いて目的地まで案内してくれました。もう、足が棒でした。
お店はケラーで、実際ピルスナーは相当美味しかったし、ザクセンの煮込み料理も絶品、お店の人もみんな親切でした。
こんなに疲れちゃっててわたし大丈夫かしら、今夜、ドレスデンで行き倒れになるかも、と思っていたのに、帰りはるんるんで、ご飯を食べるとたちどころに元気が出る我とわが身をつくづく褒めてやりたい気持ちでホテルに戻りました。