3月14日
ドレスデン
フラウエン教会はドイツ最大のプロテスタント教会。美しい釣鐘状のバロック教会は第二次大戦で一日で破壊されたといいます。それを1994年から再建を始め2005年に完成したそうです。
多くの観光客がいました。何気なく座った椅子の隣に、もう絶滅しちゃったのかなと思っていた、バックパックの日本人青年がいました。こんな旅行をしている大学生ってまだいるんだなと思ったのはベルリン中央駅でやはりバックパックの日本の女の子を見たとき。この度の旅で2人目です。
日本人のバックパッカーはアメリカ人なんかと全然違って知的で清潔というのが私の持論、この青年もベルリンでの女の子もそうでした。
こちらを見ているのがわかり、日本語でこんにちはといってみたい気がしましたがやめました。向こうが言ったら返そうと思いました。彼が一人で歩いて来てこれからも一人で荷物を背負って歩いて行くことに何か余計なことをしてはならない気がしたのです。
それで結局そのまま教会を出ました。
ツビンガー宮殿に向かうとプラハでのカップルに再会、こちらは楽しく盛り上がり、じゃあFBでね、ギャラリーでね!と。
宮殿内の絵画館はなんと今日までお休み、そうそうたる名作を見る予定があてがはずれましたが、それじゃあと思って入った物理と数学の博物館というのがすごくよかったです。数学、物理学、天文学は古い学問なんだと改めて思い、人々は太古から自然科学への追求をずっとしてきただけでなく、そこに美を見出してもいたと知ります。
もうひとつドレスデンでよかった美術館はザクセン民芸博物館。ザクセンの昔話の再話のテキストがあって興味深かったし、19世紀のからくり人形劇場がすごかった。
ドレスデンでゼンパーオペラを見なかったのはやはり不覚だったと思いますが、きっとそれはもう一度いらっしゃいということでしょう。
再びECでベルリンに向かいました。