トークイベントの準備をしています。
撮って来た画像をカテゴリー別に再分類したり、持ち帰った資料を見直したり。
いえその前に、ドイツの食材を売っているお店を訪ね歩いたり、ドイツのパンをあちこちで買って食べ比べたり、いろいろお試しの料理をしたり。
画像の分類は面倒だったけれど、それ以外はけっこう楽しい作業です。
でも、なぜドイツなのだろう、ドイツだったのだろう。
『乾さんと言えばドイツだね』とホシノさんに断言されてしまった先日、『ちがいます、ただのなりゆきです』と反論してしまったのですが、そう言ってしまったら逆に根拠を求めたくなってしまいました。
それで、あれこれ来し方を振り返ったりはしましたが、今日、ドイツにいるユニットの相棒とスカイプして思いました。やっぱり、なりゆきだと。
きっと、根拠も必然もあるとは思います。でも発端だったクレー研究はけっこう直感で選択したし、そもそも研究室選びからということなら果てしない話になってゆきます。クレーフェルトのことだって、幸運とご縁だと思っています。
それに、発端や根拠を考えない方が、まちがいなく楽しいです。
ドイツでは、ベルリンでは、なんて語れる程知っている訳でもないし、『浜松では』ですらろくに語れません。
もっといえばそうした個人的でドメスティックなベクトルでない視点で、ドイツのことやアートのことやいろんなインターナショナルなことを来てくださった皆さんと語り合えたらいいなと思っています。できるかしら。できたらよいです。
ともあれ、あしたは久しぶりにシュトーレンを焼いてみます。