
なぜ画像がよこになってしまうのかわからないのだけれど、最近この本を読みました。都築響一著 筑摩書房 2013
少し前にNHKスペシャルで独居老人の悲哀と悲惨が報道され、それを見た私は、日本社会の行く末と自分の親や自分自身の将来を深く深く悲観したのですが、この本はその悲観を吹き飛ばす明るさとパワーで溢れていました。
アーティスト、スナックママ、漫画家、流しetc 元気な老人たちのリアルが紹介されています。
あの秋山祐徳太子さんも出ていました。

先日横浜で偶然お会いしたとき『僕はね高輪のマンションにひとりで住んでるんだ』とおっしゃっていましたが、まさかこういうお部屋だとは。『片付けるってことは消極的なことですよ』と、この本の中で言っています。
静岡市に住む画家の美濃さんです。楽しそうです。

人生の最後に、ああ面白い人生だった、楽しかった!と言えるひとが、結局は『勝ち組』なんだという強烈なメッセージ。世間が思う老い方なんかしなくたっていいんだということを地でいってる人たちをみると元気になります。
一人暮らしの実家の母も、高齢者住宅に入居した夫の母も、ぜひとも自由自在にやりたいように最後まで楽しくわがままに生きていってほしいと願うばかりです。