2月23日
クロージングパーティーの翌日。午後一時から搬出。ボタニカ会場へ。
2月2日の搬入からいったい何日通っただろう。3週間も連続でワークショップをやり続けるなんてこれまでに経験をしたことがありません。
ボタニカに着き、鍵を開け、電気をつけて会場を見回すと、たくさんのドローイング作品が会場いっぱいに貼られている。今日はもう片付けなんだ、ここで作品が生まれることはもうないんだ、など感傷的になってしまいます。
搬出のお手伝いには、アートマネジメント講座受講生の佐川さんと静大人文学部二年生の袴田君が来てくれました。会期外なのでもう大学から手当はおりないのに。
まだ机もくじの紙もそのままなので、ふたりは最後にもう一度と、くじ引きドローイングをしてくれました。
佐川さんが先に引き『春休みになったらしたいこと』
そして、袴田君が引いた言葉は『愛』でした。
どちらも、この会場で最後と最後から2番目に引かれるのにふさわしすぎることばでした。
WSはもう終わった。楽しい春休みを考えようということ。
そして最後を飾るのは『愛』。
WS中ずっと思っていたこと。それは、絵を描くと人はみんなやわらかくなる、そして自分が描いた作品への愛がうまれているということ
愛であふれた会場の最後の言葉が『愛』だったのは泣けてくる程すごい偶然で、WSの最後に「愛」を描いてもらえるなんて私ってやっぱり運がいいんだなあと。
袴田君が描いてくれた『愛』です。
愛とは(相手を)理解することだと僕は思っています。と彼は言いました。
その後受講生の吉村さんも加わり、6時頃にはすべて撤収。今回生まれた465枚を床に並べて、途中でみえた白井先生とともにみんなで鑑賞しました。
すごいことばとすごい作品たち。
これからゆっくり選んで4冊目の手製本を作って行く予定です。