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豊間小学校でのワークショップ。豊間アカデミー・豊間ことばの学校でのくじ引きドローイングを無事に終えることが出来ました。
津波被害の甚大だった豊間小学校区、薄磯地区はほぼ全滅、260世帯のうち245世帯が流出、全壊、半壊被害。豊間地区は600世帯のうち420世帯が流出、全壊、半壊被害。 あれから4年以上たっても多くの子どもたちがバス通学、就学援助など。 豊間アカデミーは、こうした現実に差し伸べられた多くの文化的善意の受け皿としてつくられ、震災後、児童の学力低下が著しいことから、ことばのちからで子どもたちに生きる力と学力をという前校長の願いのもと、放課後活動での「豊間ことばの学校」が行われて来ました。 私の「くじびきドローイング」は、今年度第一回目の豊間ことばの学校でした。多くの人とのご縁とサポートで実現したワークショップです。 はま・なか・あいづ文化連携プロジェクトの福島県立博物館学芸員の川延さん小林さん いわきのNPOWunder ground から、島崎圭介さん、古山絵里さん 高橋さん 静岡大学アートマネジメント育成講座 めぐるりアート 静大の平野先生 (同白井先生は昨年12月このことの為にいわきに出向いてくださいました) 前回の講座受講生でくじ引きドローイングに深く関わってくださった佐川久美子さん 自費でも行きたいと同行、事前の準備から助けてくれたチームくじどろ桑原翼さん 豊間小の校長先生教頭先生 私ひとりでは絶対にできなかったワークショップでした。 28人の子どもたちとの90分のためにたくさんの人の時間と労力が注がれましたが、終わってみると、あの子どもたちの笑顔で、すべてが報われたと思います。 もちろん、反省もあります。 時間を気にするあまり、静岡から持って行ったこどもたちのことばを丁寧に扱えませんでした。 くじドロのやりかたを丁寧に伝えられませんでした。結果、作品のクオリティを高められませんでした。 私の導入のおざなりはいつものことで、悪くいえば丸投げ、よく言えば子どもたちの力を信じるやり方、なのですが、それにしても、短かった。 『特別扱いをしないこと』が、豊間の子どもたちへの、私なりの誠意でもありました。特別なあなたたちのために、特別にやって来た特別な企画、というような、善意の権力を持ちたくなかったのです。 普通のおばさんが、普通の小学生と、普通の放課後活動をしにやってきたよ、そんな自分でありたかったのです。 その意味では、反省点も、普通の失敗のひとつであり、大きな意味では成功のくくりかもしれません。 実際、豊間小の子どもたちは、普通の可愛い小学生でした。もちろん、計り知れない黒いもの、忘れることの出来ない記憶、そうしたものはこころの奥にしまわれているのでしょう。私などには想像もつきませんが、楽しくにぎやかにことばと絵のリレーが出来ました、 描かれた作品は120点 実際の制作時間は50分程だったので、わいわいと次々にくじを引き、描き、ことばを作ってくれたんだとあらためて思います。とっても賑やかでした。 自分が作ったことばが自慢な子(『チョー精密機械』『大好きな灯台』など、わざわざ伝えに来てくれました。)漢字の読めない一年生に読み方を教えている高学年の子、描いた絵を見せていろんなお話しをしてくれた子etc、、豊間のこどもたち可愛かったです。くじのことばにはふりがなをふってある高学年の子の字と思われるもの多くありました。 あの灯台が大好き、その高学年の女の子のことばにわたしはぐっと来てしまいました。灯台下の中学校は津波で全壊流出です。いわき駅から小学校までの車中からみて来た風景も、凄まじいものがありました。でも灯台は残っていました。失う前の風景の象徴としての灯台なのか、失ったあとのこころのよりどころとしての灯台なのか、その両方なのか、いずれにしても、その子は(そしておそらくは豊間の全ての子は)みんな、この豊間が好きなんだ、そのことが強く強く伝わって来ました。 津波ですべてを失った人たち、原発事故で、今も自宅に帰れないたくさんのひとたち、その人たちひとりひとりに『大好きな灯台』それぞれのふるさと、それぞれの原風景がある、そんなことを強く思いました。 最後に静岡のこどもたちに向けてのことばのプレゼントをしてもらいました。豊間小のこどもたち、ひとりひとりそれは真剣に考えてくれました。 数えたら、瓶には35枚入っていました。どんなことばでしょう。これを、こちらのどこかの小学校であけて、ことばと絵をつなげてゆきます。まだどこでやれるか決まっていませんが、とても楽しみです。 帰り際、ずっとふざけてへんてこなくじのことばを作っていた文汰くんが、くじの紙に何か書いてちいさくたたんでハイと渡してくれました。 宝物となりました。 文汰くんありがとう、おばさんももっともっといっしょに遊びたかったです。また遊んでもらえるかなあ。
by hisakoinui
| 2015-07-12 08:26
| 展覧会報告
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