八月末の四国の旅を書いておこうと思います。
8月25日
早朝の新幹線。名古屋でのぞみに乗りかえて福山へ。
しまなみライナーという高速バスで瀬戸内に架かるいくつもの橋をわたりながら今治へ。
瀬戸内海の風景は何度見ても美しい。
小さな島々。波のない海。おだやかな風。バスの窓からでもたくさん楽しめました。
今治でタオルの名所を見たあとは予讃線で松山へ。
JR四国はどこも単線で、ICカードは使えません。
私たちが使った四国グリーン紀行という周遊券は、特急もグリーン車も乗り放題というふれこみでしたが、そもそもグリーン車のある車両は少なく、特急の指定席をとっても、それは市一両の中の前3列だけであとは自由席そして席はガラガラといったふうでした。のんびりとしていました。
松山では道後温泉へ。
この有名な温泉にはじめて行った私です。
道後温泉本館という観光名所でまずは入浴。宿のお風呂も勿論温泉で、夕方と寝る前と早朝の三回温泉に入ると言う温泉三昧。
本館は『坊ちゃん』の主人公が、宿直の仕事をさぼって出かけたり、山嵐とあやしげな振る舞いをした舞台。石造りの風情のあるお風呂でした。浴衣で一服の座敷が楽しかったです。
松山は夏目漱石と正岡子規が観光資源なのでした。。漱石は松山に一年滞在しただけなのにそれをネタにあの作品を書き上げたということは、文才以上の才能も認めざるを得ないのか。正岡子規は野球の人でもあって、スポーツと俳句が結びつく不思議。
小泉八雲も松山に関わりがあったはずなのに観光案内にそのことは一切ありませんでした。なぜだろう。
路面電車のまち松山、宿では鯛づくしといっていい鯛のお料理とてもおいしく、泊まった旅館の若い仲居さんは、聞けば徳島大学理学部数学科の女子学生さんのアルバイトで、お給仕してもらいながらいろんなおななし聞きました。
明日は、松山から宇和島を経て、江川崎。マウンテンバイクで四万十川沿いを走ります。