エマギャラリーでの個展 INUI HISAKO DRAWINGS 二日目
SNSのタイムラインに11時には在廊と書いてしまったのに出遅れと渋滞で1時間半の遅刻。
会場で作品を前にお話ししたかったのにと思う方々はいつもいらっしゃいます。
でもずっとギャラリーにはりついてはいられないので、もうそうしたことはあきらめる他はありません。
というか、作品を見ていただければそれで充分ではあるのですがやはり会いたかった人はいます。
小栗君 萩原ファミリー 小杉夫妻
午前中のギャラリーの光 作品の中で

午後からはトークゲストの増田さんと19日の打ち合わせ
この10年の私の作品と発表現場を相当緻密に見て来てくださった方です。
この打ち合わせ自体をトークショーにしてしまえたらと思ったほどの楽しい内容でした。
ずっと作品を見ていただいて来たのに案外作品の話しをしてこなかったのだと気付きました。
いわく、乾さんの作品をパワフルと言ったり、情念を感じるとか言う人がいるけれど、僕はそうは思わない。すごく繊細でクールだと感じる。 小品も大作も手法は違うが同じ美しさだ、など珠玉のことばたちでした。
寺田佳子さん長い長い時間作品を見つめていてくださいました。
夕方やってきた夫は「音楽をみているよう」と。
昨日は「鳥がいる」「鳥がいる」とリアクションしてくださったかたがいるそうです。
私のドローイングが森に見えたとしたらこんなに嬉しいことはありません。
五歳の男の子、作品を前にして『僕も絵が描きたい』と言ってくれました。
「線に品がありますね」とはギャラリーの青島さんのことば。なんてすごい賛辞。
そして「乾さん愛されてますねえ」とも。乾さん以上に乾さんの作品を思っている人がたくさんいます、と。
私の前世は誰だったんだろう。その方に感謝した今日でした。