12月15日(火)
火曜日の今日は教える仕事はありません。
山積みになっている膨大な『宿題』を片付けるべくひきこもるべきかと思いましたが、やはりと思い東名を飛ばしギャラリーへ。
天気予報は外れて、明るい光が注ぐ午前中。
またこの空間に立ててよかったと思いました。
横一列の長尺展示が果たしてよかったのか、空間全体をインスタレーションする巨大ドローイング空間を生み出せたとしたら、、今日はそうしたことを考えました。
でも、今回はこの、横長をやってみたかった私がいます。
以前のライブペイントの横長とはちがう横長。
上下の紙の幅に制約されない横長表現は出来たようにも思います。
御殿場から敬愛するイラストレーターちばえんさん来てくださる。
私が尖った少女を内包する存在だとしたらちばえんさんは何だろう。見た目には一ミリも出ない、あのダークサイド、繊細な緊張、憧れます。
やはりこうして会場でアートの関係者と長く深く話せるのは楽しい。もしかしたら会期中で初めてかもしれません。今日来てよかったと思いました。
それから幼なじみがふたり。私のことをひさこちゃんと呼んでくれるかずこちゃんとともみちゃん、ああ藤枝だと。
イダキ奏者の良知友見さん夕方急にあらわれる。
彼女とインプロの森口さんと三人で狂ったようにライブセッションしていた日々があった。今日はそのこととそのころの私の線についてたくさん話し、焼津港の満月の夜のパフォーマンスや、即興ドローイングのパラフィン紙で、横たわって演奏する彼女を埋めた名古屋でのパフォーマンスのことなど懐かしく語り合う。
乾さんの今の線は、柔らかいね。軽い、重力がないね、よい意味でだけど、といったことばを良知さんは残して行きました。この線で私はイダキを吹けないし乾さんももうイダキの音では描けないんじゃないの?とも言いながら、また3人で会いましょうよと。
良知さんに会って月を思った今日でもありました。
本当は満月よりも新月が好き。
ギャラリー会場で、青島さんと良知さんとわたし、三人が一致した不思議な夕方。
何かの名残を惜しむような会話。
明日は最終日です。