来る1月10日に、この著名な民俗学者と同席してトークをするという誉れを得て、彼の著作を読んでいます。実は『山の精神史』しか読んでおらず、それももう20年も前のことなのです。
『3.11から考える「この国のかたち」ー東北学を再建する』
『東北学 忘れられた東北』
『岡本太郎という思想』
この3冊は読了しました。
柳田民俗学が官製の、上からのまなざしのものであるならば、この人の眼差しはその反対だと感じます。
芭蕉もまた、都からの観光で表層を愛でたに過ぎない俳句と斬る。東北を見てなどいないと。
弥生以前の文化と精神、つまり縄文のこころが東北にはある、あるというか宿っている、と。
その同じ文脈で、岡本太郎の思想のすばらしさをたたえる。共感して読みました。
彼が大阪万博という大プロジェクトで実現しようとしていたことは、45年後の今もなお新しい。
など、さまざまこと。
この一週間体調が悪すぎてずっと寝たり起きたりだったので、布団の中のkindle読書、朝な夕な。
夜中でも電気をつけずに読めて夫に迷惑がかからない優れもの、読書端末。