7月28日
東京2
ミッドタウン 21_21 『土木展』
この奇妙な名前の展覧会をすすめてくれたのもアートセンターの青木さんでした。(正確には昌子さんに伝えてくれたのですが)
ひとがすすめてくれるにはそれなりの根拠があるのだろう、行ってみようかな、それに、美術の畑でない昌子さんと同じ目線で楽しめる展覧会のような気もしました。
青木さんのおすすめと昌子さんの存在がなかったら足を運ばなかった展覧会だったと思います。だって、『土木』って。。。
しかし、行ってビックリ。そこに繰り広げられていたのは、まさしくアートとテクノロジーの世界。
面白かったです!!
日本の土木技術が世界一であることを初めて知りましたが、その土木技術が視覚化されている。
六甲山からみる景色の24時間の映像と繊細なアウトラインで描かれた街の風景のドローイング。
等高線という、地形を説明する線の美しさが体感できる参加型映像作品。
新しい渋谷駅の構内のパース。こんなにも複雑でかつ美しいのですね。
名にし負う、ダムカレーの数々の展示と映像。すごいすごい。
そして、ダムカレーを作ることは調理とは呼ばない、施工なのだというメッセージ。
ダムカレー、食べに行こうねと昌子さんと固い約束をしました。佐久間ダムかなあ。行きたいです。
(最近、昌子さんは自宅でダムカレーを『施工』したそうです。私も『施工』してみたくなりました。)
ミュージアムショップにならぶアーカイブコーナーでは、数々の『土木』にまつわる工事、風景、技術、文化の書籍がならび、たとえば、世界の橋の写真集を見ると、そこに出向きその橋を渡る、そのためだけの旅をしたくなるのでした。
『土木展』満喫しました。
すばらしい企画だったと思います。