7月29日
DIC川村記念美術館 佐倉市
サイ・トゥオンブリーの写真 ー変装のリリシズムー
川村記念美術館へはずっと行きたいと思っていました。
サイ・トゥオンブリーの写真であるならば、やはり見ておきたい!そう強く思いました。
昌子さんは日帰りで、私は長男のところに泊めてもらって翌朝早くから出かけました。
武蔵小杉から横須賀線直通で、電車に乗れば佐倉は遠くないのでした。
佐倉駅から美術館へは直通バスで20分程。のどかな風景が広がります。
やがて美術館へと向かうアプローチは、さながらクレラーミューラー美術館のよう。あるいはあの美術館を模したのではとさえ思いました。
森の中の美術館はとても美しく、屋外作品の配置や、常設展のありかたは、今度は、デュッセルドルフ近郊のインゼルホンブロイヒを思い起こさせました。
それでいながら、日本の田園風景との乖離も無くて、すごいな、こんな美術館があるんだなと思いました。
さて、トゥオンブリーの写真には、テクスチャーを感じました。
手触りを、写真でも伝えられる彼の感性。
オブジェクトの選択やフレーミングは彼のドローイングを見るようでした。
ドローイング作品も立体作品もあって、トゥオンブリーが好きでトゥオンブリーをもっと知りたい私には、行ってよかった展覧会でした。