7月29日
東京国立近代美術館 吉増剛造 声ノマ
佐倉から総武線、そして地下鉄東西線で竹橋へ。
少しまえのこのブログに吉増剛造のこの展覧会について書いてみたのですが、なにかとても尊大な文章になってしまい却下してしまいました。
あらためてこの展覧会について書こうとする今です。
たくさんの美術の畑の人たちに崇拝されている吉増剛造。
その根拠はこの展覧会のサブタイトルでもあるように、かれが『全身詩人』であるからでしょう。
振る舞いを作品にすること。
それは詩と言うよりは美術の表現に近いのかもしれません。
吉増フォント、朗読パフォーマンス、絵画的原稿用紙およびそれに施されるドローイング、多重露光写真、無編集の動画と声、などなど
詩人のだれひとり行わなかったようなことを全身でおこなったひとなのかなあというふうに、ずっと知らないまま来た吉増剛造を知ることができました。
行かなかったら、行っておけばよかったと悔やむはずです。