8月×日
信濃大町木崎湖畔での原始感覚美術祭に、水色のフィットで向かう。
自宅から350キロ弱。
ひとりで行けるかなあと少し不安に思いましたが、
走り始めて見ればドライブは快適で、8時過ぎに出て、途中何度も休みながらで、午後2時には木崎湖畔の西丸しんや記念館につきました。
平川渚さんの滞在制作作品を見たい、本郷毅史さんやまりこさんに会いたい、森妙子さんの作品も、平野ももこさんのお料理も、と、いった動機。そして昨年経験した、信州の風、木崎湖の風景もういちどというのもありました。
信州の風景の中を1人で走り、楽しかった。
(この画像はホームページからです。美しい木崎湖です)
着いたその日は、茂木健一郎と田口ランディのトークはじめ、たくさんのイベントがありました。
原始感覚について、脳科学者とことばの専門家が語るって、どんな展開になるのかなとかなり楽しみに参加したトークでしたが、これまで経験したことのないようなトークバトルの展開で、収まりどころを見つけるのに時間がかかりました。
原始感覚は、誰もが持っているけれど、日常的には必要とされないもの、尾てい骨とか盲腸みたいなものという説明が茂木さんからあって、その後、小説家の田口さんは、その感覚にどうむきあっているのかという話しになるのかなと思っていたらそうならなかったのでしたが、そのあたりの行き違いが原因だったのかどうか、会場の参加者を巻き込んだ壮絶なやりとりが展開されて行きました。
真摯であり誠実であろうとしているからこそ怒りの気持ちを伝えるのですという茂木さんのことば。
でも、こんなやりかたで?という声もあがったり。
自分の一番近いところから話そうとした田口さんと、自分自身から一番遠いところから話しを始めるべきだと思った茂木さんの、方法論のすれちがいだったのかなと今では思っていますが。。。
その後、田口さんの朗読ワークショップに参加し、ことばへのイメージと身体との関わりのようなもの、つまり、ことばに対する原始感覚といったことを経験でき、とても面白かったです。
信濃の国 原始感覚美術祭2016
地は語る、水のかたりべ
開催期間
2016年8月6日[土]ー9月4日[日]