8月×日
愛知トリエンナーレ/虹のキャラバンサライ、内覧会とレセプション。
招待状が届いたことが素直にとても嬉しく、楽しみに出かけました。
3回目の愛知トリエンナーレですが、今回がいちばん関心が高い私です。
理由は、芸術監督がわが敬愛の港千尋さんだからです。
港さんの感性、知性、思考のベクトル、世界観がとても好きです。
今回のエントリー作家をみてさらにその思いを強めました。
だから、とても楽しみに出かけました。
会場につくと、こんなに!?と驚くほどの大勢の人がいました。
プレスツアーのバスだけでも5台出たのだそうですが。
私みたいな一般の招待客の数も相当で、その全員にガイドブックとマップとコンセプト本、全会場用のチケットが配られました。それはさながら名古屋の披露宴の引き出物のように豪華でした。レセプションでは巨大広大な名古屋感が会場にあふれていました。
同時に、作家や美術館関係プレス関係の人たちにまずは最大限のウェルカムでお披露目して、明日からは名古屋や岡崎や豊橋に住む人たちに思い切り見てもらおうという、開かれたあたたかさのようなものも感じました。
たくさんの人に会い、あたらしくたくさんの人と知り合いました。
TEGAMI展の三枝さん、いつもの赤い帽子で。トキアートスペースのトキノリコさん。それはもう、岡部作品がこんなに出ていれば来なければですね。バンコクのグループ展でご一緒した佐々木和良さんほんとうにお久しぶり。信濃大町の木崎湖畔で知り合った岸田さんとなんとか再会。岸田さんがたくさんの人を紹介してくださいました。たとえば先日松井智恵さんの展覧会で行った京都の画廊の方とか大勢のかたがた。なかでも原久子さんとお話しできたのは感激など。
きちんとしたカメラを持たずに行ったのはドンマイでした。
ちょっとだけ撮って来ました。
岡部昌男さんの被曝樹のフロッタージュ
三田村美土里 Art&Breakfast
彼女の作品をみるといつも『やられたなあ』と思います。
アーカイブを作品にしている作品、というのが好きなのかもしれません。
さて自宅に持ち帰って読んだコンセプト本ものすごく面白くて、旅に出たくなりました。
旅に出たくなるような芸術祭だなと思いました。
歩きながら、旅をしながら、考え、深め、広め、生み出して行きたい、そう思うことになる愛知トリエンナーレ。
ほかの会場へは行けずじまいでいつか日を改めてと思っていましたが、先日豊橋へは行けました。それはまた別の記事で書こうと思っています。