12月9日
乾久子 TIME EVOLUTION 初日
8時半にギャラリーに行き、描きかけの壁のドローイングを続ける。
オイルバーなので失敗は出来ない緊張感があります。
描いて描いて描いてしまって、会場中をオイルバードローイングで埋め尽くしたい思いと、昨日とおとといの2日をかけて設置した美しい配置を壊したくない思いのはざまで悩みましたが、描くことに時間がかかりオープンの時間が来て埋め尽くす選択はできませんでした。
襖紙からドローイングをはみ出させたそれだけで、何かが起こったように感じそれだけでも高知でドローイングする意味があったと思いました。
初日だから千客万来、ということにはならず、私の時間発展はゆっくり静かに始まりました。
高知新聞の記者さん来てくださっていろんなお話出来ました。ありがたいです。
なるべく早く掲載されて、ワークショップやクロージングパーティーにたくさんの人が来てくれるといいなと思いました。
前回企画の作家さんもお友達と来てくださいました。
沢マン観光の若者達。くじドロを伝えながら参加していただきました。
藁工ミュージアム の松本さん来てくださってとても嬉しい。
会津のはじまりの美術館岡本さんに繋いでいただきました。
そして藁工ミュージアムとの新しい繋がりのための一助になれるかもしれない展開に。
展覧会のコンセプトどおり、人と人も繋がって時間発展して行きます。とてもとてもクリエイティブです。
夕方には、沢マンに憧れたひとり旅の24歳の青年が訪れ、長く会場にいてくださいました。
いいたてミュージアムを見てのくじの残りを彼はひいて、くらしの光、という言葉をえにしてゆきました。仕事をやめて旅に出て、あちこち回って、今は沢マンに逗留中とのこと。そんな青年がやってくる聖地なんですね、ここは。
夜は、岡本さんと川田さんとで、地元の美味しい煮込みのお店に繰り出し、岡本哲学を拝聴、川田さんの柔らかい強さに今日もしみじみ。
よい初日でした。