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乾 久子の日常
by hisakoinui
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明けましておめでとうございます。 怒濤の2016年が幕を閉じ、新しい年、2017年がやってきました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今朝の佐鳴湖の光は澄み、気持ちのよい散歩始めでした。
2016年は『アートで伝える福島の今、未来』展(静岡巡回)からはじまり、めぐるりアート静岡での二度目のくじびきドローイング企画、『アートで伝える、、』の浜松巡回、のヴァ公民館でのくじドロと続き、ドイツから戻って来たTEGAMI5年目展の実行委員長という大役、三月まで息をつく間もない三ヶ月でしたが、思い返すとすべて周りにいたたくさんのひとたちが一緒に作り一緒にすすめ、時には引っ張ってくれたと思います。 私には分不相応と思える著名な方々とのトークや勉強会、シンポジウムなど、ご縁に恵まれた年でもありました。震災5年目の節目の年で、赤坂憲雄さんのハードエッジなことば深く残り、TEGAMI展シンポジウムでは震災をテーマにする美術の問題についてさまざま考えました。めぐるりのくじ引きドローイングは、『くじドロ311』であったといいたてミュージアムとの連環のふりかえりではっきりとわかり、その手製本を11月にまとめられたことはとてもよかったと思っております。 くじびきドローイングは、春以降も、春日井文化フォーラム、江ノ島高校、竜洋北小学校、ちっちゃな文化展、そして高知沢田マンションギャラリーへとリレーは続き、広がりに広がった年でした。わたしひとりではできないくじドロ。これもひとえにともにWSを作ってくれたスタッフと参加の皆さんのおかげでした。 8月と11月にはふたたび福島を訪れ、特に11月の土田ヒロミさんのお話とご案内での飯舘村は再びつよくこころに残りました。 今をリアルに生きようとするならば、社会のことを考えないわけにはいかない、その思いを強めたことでした。 自分の制作では、五月、初めての奈良・當麻寺での個展。乾家のお墓があるというご縁で決まった展示でしたが、折口信夫の死者の書の世界、あらためて感じた奈良大和の地でした。 清水のギャラリーSUN、土佐高知の沢田マンションギャラリーroom38とドローイングの展示を続けて行きましたが新しい課題がみつかったことはとてもよかったです。 奈良、清水、高知、どこで展示するかは、作品にとって大きな意味を持つものだと今更に知りました。 さて今年2017年。 やりたいことはいくつかはっきりしています。無理せずのんびり、とよく言っていただきますが、無理をしないと実現しないものも確実にあるので、またがんばってしまうのかもしれません。それに、やりながら見つけ生み出して行くいつものスタイルは変えられそうもないので、さらにやることが膨らんでいきそうですが、元気に一歩ずつ進んで行こうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
by hisakoinui
| 2017-01-03 12:02
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