ここひと月の読書おぼえがき
まず。。
岩波少年文庫をまだ続けて読んでいます。
木曜日はあそびの日 ピエール・グリバリ 金川光夫訳
ファンタジーの世界への抜け道を私も見つけたい
プラテーロとぼく ヒメネス 長南 実訳
詩人の魂 ろばっていいなあ
トムは真夜中の庭で ピアス 高杉一郎訳
もう何度目だろう。美しいおはなし
人形の家 ゴッテン 瀬田貞二訳
自分の少女時代に持っていた人形のことをあれこれ思い出す
『素手のふるまい』 鷲田清一 朝日新聞出版
アーティストの中西圭さんが教えてくれました。
アートがさぐる未知の社会性
志賀理江子や川俣正を読み解くことで現代社会とアートのかかわりが説明される
翻って自分はどうなのか。アートの思考について。描きたい衝動だけがあって何を表現するべきかわからないわたし。
再読してもう少し理解を深めたいと思っています
『沈黙』遠藤周作
キリシタン迫害
神は黙っていたのか 神の愛とは?
読後、映画も観ました。
『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』会田誠 幻灯舎
『カリコリせんとやうまれけむ』会田誠 幻灯舎
会田誠を二冊続けて読みました。
実は露悪趣味な彼の作品は苦手でした。でも尊敬するイラストレーターのちばえんさんが読んでいたので読んでみたくなりました。
相当面白かったです。
会田誠に対する考え方、変わりました。
それから、ここ三日程は、浜松市立中央図書館に通いつめ、禁帯出の大型本をずっと観ております。
日本の美術です。京都のお寺にある国宝重文を寺ごとにまとめてあるものや、国宝を通史に沿って編集してあるものなど。
今日は、最後の紙媒体美術全集といわれて昨年世に出た 小学館の日本美術全集をひらいたところ、これがすごかった。
止まらなくなり7時間も図書館におりました。
仏涅槃やまと絵。雪舟。狩野永徳。藤田嗣治の戦争画。狩野一信の五百羅漢図etc
知っていたつもりでしたが新しい感動が半端無かったのは、あるいは自分が変わったのかもしれません。
芸術に新古はないと矢代幸雄先生はおっしゃいました。そのとおりですね。