会場番の日の夜。
昨年11月の飯舘村ツアーで知り合いになった方々と新宿で飲みました。
マネージしてくださったのは、北海道新聞の岩本さん。都美術館でグループ展しますのお知らせとともに、みんなで飲みませんかと発したところ直ちに飲み会をセッティングしてくださいました。すごいなあ。
メインゲストは、あの飯舘村ツアーのオーガナイザーでもあった写真家の土田ヒロミさん。横トリで見たヒロシマの写真がものすごくて憧れと尊敬の方でした。飯舘村を見たら、撮らざるを得なくなったという土田さんの言葉。一貫しているなあとあの時も感動したことでした。
それから浪江町から避難して今は日吉に住んでらっしゃる原田さん。11月のツアーでは6号線南下しながら津波で何もなくなった風景の中でたくさんお話くださいました。
土田さんは、原風景展に来てくださっていました。
岩本さんは私が会場にいる時間帯にいらして二人で上野から新宿に移動しました。
お二人とも私の今回の作品を認めてくださいました。嬉しい事です。
土田さんといろんなお話をした中で印象に残っていること
この国には実に美しい四季がある。この日本という国に生まれ育ったということは奇跡なようなことだ。
写真をうまく撮ることなど必要のない時代となった。大切なのは何を撮り何を見させるかだ。
美術ではそういうことは行われて来た。だからそれを評する人たちや評論の畑も育っている。だが写真はまだまだだ。
しかるべき仕事をなしげた人って誤差がない感じがしました。『本質』というか『核心』というか、そういった最重要な部分との誤差がなく、強さシャープさがある。かっこいいなあ。
二次会は岩本さん行きつけの新宿ゴールデン街のお店へ。1934年生まれの女主人おみっちゃんこと佐々木美智子さんのバー。
初めて見る世界でした。すごいなあの三乗!
私は、ちょっと疲れが出て、お酒はたくさんは無理でしたが、楽しい夜でした。
北品川にシングルをとってあり、深夜に到着。今度は一人の静かな夜へとつながり、これも良い時間でした。
旧東海道品川宿の情緒の残る街道端。この道は、私が生まれて育った家の前の道と繋がっている、など、なぜか急に思ったりもしました。