6月24日
午後から鴨江アートセンター主催のワークショップに参加。
『アタマとカラダで考えるテクノロジー✖️学びのデザイン』
ファシリテーターはあの山口のYCAMからお二人。とても面白かったです。
終了後、アーティストの夏目とも子さんが久子の部屋に来てくださる。
夏目さんは、昨年の同じ時期同じ部屋でレジデンスをされていました。
壁を作る作品でした。
夏目さんは私よりひとまわり年下でまだ小学生のお嬢さんがいらっしゃいます。
いろいろ話したけれど、夏目さんの関心はやはり、ハハとアーティストの両立と継続。
クラフトの人たちとは違うという。
それは私も子育て中ずっと思っていたことでした。
クラフトの人たちにとっては子育てと制作は同じベクトル同じ地平なのです。
だから子どもを育てるように作品を作り、作品を作るように子どもを育てていけると思いました。
どちらが上とかいうことではなくカテゴリーが違うのです。
私(たち)は、問いただしうち壊し再編してゆかなければなりません。それは子育てとは真逆の行為。
子どもたちが全員巣立った今、私の表現には色が溢れて来ました。柔らかい世界観に変化して来ました。
でも子育て中にそうした制作をしようとしたら、きっと美術をやめていたねと夏目さん。
ああそうだったんだと思いました。
柔らかく包み込むような制作だったら、子育ての方が同じコンセプトでもっとリアリティがあるのだから、美術なんて不要。
そうかそういうことかと妙に納得ができました。
非常にしばしば、作品が攻撃的だ、痛い、飾る気になれないなど言われて来ましたが、そうでなければ続けられなかったハハとしての自分がいたのだと。
そして、夏目さんの壁作品もまた、あの圧倒的強さの意味するところ同じかなあと思った次第です。
『久子の部屋』で、そんな話をした今日、素晴らしいゲストでした。