1月19日
午前7時半のこだまで上野に向かう。
作品を抱えている。30メートルの長尺襖紙に描いたドローイングと、その巻物を固定する角材。こんなに大きなものを持って新幹線に乗るのは初めてです。
都美術館は宅配業者の搬入は不可で、そうなると自分で車で行くか赤帽さんか抱えて行くかの三択だったのでした。
朝のこだまがこんなに混むとは知りませんでした。
掛川、静岡、新富士、三島、各駅停車の各駅でたくさんの乗降客、このこだまが通勤電車なんですね。作品と二泊三日用リュックと自分とをひとつの座席に小さく押し込んで2時間を過ごしました。
都美術館に着くともうグループの人たちが設置を始めていました。
私がこのグループ展に参加させていただくのは今年で2回目ですが、現代アーチストセンターは1970年代から都美術館での自主企画展をして来た団体。みなさんまともにやって来た作家さん達なんだなあと今年もまた見上げる思いです。
私の作品は2015年から2016年にかけて制作した旧作ですでに静岡で個展発表もしたものですが、東京で、違う見せ方で、と考えてこの作品にしました。
床に広げるという見せ方で、作品は過去の展示の時とは違って見えました。
他のみなさんの作品との関係の中でどう見えて行くのか、明日からの展示でわかって行くのでしょう。自分でも楽しみです。