3月16日
今日も早い時間は、スタッフに任せてちょっと重役出勤。
夜のトークの準備がなかなか完成しませんでした。
地元の友人や、友人の知り合いの紹介で来てくださった人たちが、大勢。
私と同世代の古い友達が、若いお母さん世代とつながっていてその方がお子さんを連れて。
多分、一人5枚は描いていってくれました。繰り返しくじドロをやりたくなる気持ちの根拠はどこにあったのでしょう。くじの誘惑なのでしょうか?絵を描く楽しみなのでしょうか?
見ているだけではわからないことが、その子の内側で起こっている、らしいことはわかります。
もちろん、こどもといってもひといろではなく、くじドロに対する反応は様々です。
この、黒のTシャツの子は本当に素敵な子でした。見ていて、くじドロのことをストレートに届けられたという気持ちがこみ上げて来ました。
かつてのママ友でもあり、近所の大工さんの奥さんであって、我が家のリフォーム時には本当にお世話になった真理さん。
久子さん、10年もこれをやっていたの?!という言葉から、ああそうだ、もうこの10年で子どもたちは全員自立して巣立ち、子育てを通じての交流はなくなっていたんだということに気づいたりして。。
初期のくじドロを一緒に育ててくれた山本えりこさん、柴田匠くん、わずかな時間差で来てくれました。
柴田くんは、超絶絵の上手いイラストレーターで、今度も一枚、達筆な作品を残していきました。
ただ、柴田くんの作品には、テプラテープが貼られていませんでした。
お題をテプラ印字してそれを作品内に貼るルールはよく知っている彼のはずなので、きっと貼りたくなかったのでしょう。
何故なのか。
テプラテープが、作品を損なうと思ったからに違いありません。
お題は自分のレタリングで絵の中に描かれていたのだから。
でも、テプラテープはくじドロでは重要です。
くじドロ作品のテプラテープの持つ意味。
そのことについて、翌日のトークで、しっかり話せました。9日目の記事で書きます。
夜は、ロビーで、アーティスト夏目とも子さんとのトーク。
『今、ていねいに語りたいこと』
女性、地方都市、母親、美術表現者、こうしたキイワードで、丁寧に様々なことを話すという鴨江アートセンターの企画。
20人もの人が来て下さいました。望外のことです。
子どもとギャラリーで撮った画像、アトリエの様子など、出したことのない画像を出しました。もうないでしょう。どうやって子育てしながら続けて来たのか、地方都市の良さ、限界、そうしたことについて、夏目さんと話す、というよりは、主に会場の人たちとやりとりをした二時間でした。
これもゆっくり書きたいのですが、とりあえず、今日はここまでにいたします。