鴨江アートセンターのくじドロ展搬出は18日の夜そして19日の日中になんとか終わらせました。スタッフのみんなそして青木さんのおかげです。
あれだけ賑やかだった空間がガランとして寂しい限り。でも去り際はかっこよく、を信条に。
荷物は運んだものの、いろんなことが全く片付かないまま、もう次のくじドロワークショップが迫っていました。24,25日と高知県香南市にあるアクトランドでのくじドロです。
高知に向けての荷造りと発送、そして助成金報告書の作成期限の一つは3月30日という怒涛。
高知に出発する前になんとか報告書をやっつけておこうと鉄の意志で遂行しました。やれるものですね。
(20日に日本橋ニコンサロンの土田ヒロミ展最終日に駆けつけようとも思っていましたがさすがに新幹線に乗る気力と体力はなく残念でした。)
高知へは、まなじりを決して向かいました。
昨年秋以来、ご縁が深まっている高知ですが、このアクトランドでのくじドロは、これまでのくじドロとは違うことがはっきりとわかっていたので、くじドロの力が試される、そんな思いでした。
呼んでくださったのは、江戸末期の絵師、絵金の研究では第一人者の横田恵さんという方です。
アクトランドは、建設会社が持っている総合文化施設で、子供向け遊具広場があるかと思えば、絵金とその周辺の作家のコレクションがすごくて展示も美しい、龍馬歴史館があり河鍋暁斎だって展示中、はたまたボンネットバスもダイハツミゼットも黒電話もコレクションされているというところです。
その、アクトランドで、創造祭という名の子供向けイベントがあって、その中の一つのワークショップとして呼ばれたという形です。
当初は、横田さんが現在担当している、龍馬歴史観での『龍馬さんと数珠繋ぎ』という企画にリンクさせるくじドロだったのですが、最終的に紙すきや木工遊びやわたがしアートと一緒になってしまった経緯があるようですが詳細はわかりません。
ワークショップに、ハイアートもサブカルもないのでしょうが、くじドロはどこに立って何を見、どんな風に進むのか、なおかつやるという気概だけで進むことは本当に正しいのか、いや私は地を這ってでもくじドロを育てると言ったではないか、などなど、いろんな思いを胸に高知に向かいスタートしたアクトランドくじドロでした。
お天気がとても良くてたくさんの親子連れが訪れました。どこのブースも大賑わい。そしてこれが驚きですが、くじドロの担当スタッフは、私と横田さんの二人だけでした。しかも横田さんは妊婦さん!!!
いつもは若いスタッフにテプラ打ちを頼んでいましたが、今回は、午前10時から午後4時過ぎまで、二日間、トイレに一回、おうどんいただくのに20分の他は、ずっとずっとテプラでした。
1日目の24日には350枚が描かれました。
くじドロ史上最高のペースだったと思います。
参加の子一人一人に丁寧な言葉かけが全くできなかったうらみは残りましたが、やはりくじドロはくじドロ!たくさんの作品の物語とたくさんのワークショップエピソードを残してくれました。
すこしずつご紹介していこうと思います。そして、アクトランドのくじドロを振り返って新しく考えたことを綴っていこうと思います。