2日目のくじびきドローイングも盛況でした。
用紙は600枚用意しただけなので、無くなり次第終了かなと思って帰った昨日でしたが、朝行ってみると、増し刷りがされていました。
横田さんの采配で、二人で目の届く範囲、つまり一つの制作机に限定して行う、場所がなければ並んでもらう、ということにしました。
ずっと並んで待ってもらった時間帯もありましたが、言葉にも描かれた絵にも、昨日よりは丁寧に対応できました。
スタンプラリーがあり、何をやるかよりもスタンプ集めが上の子たちも多かったのは、このイベントの必然で、やむおえませんが、くじの誘惑とくじドロ自体の力で、ある程度の割合の参加者にくじドロの魅力は伝わったのではないかと思っています。
それに、そもそも、くじドロは、遠州横須賀街道ちっちゃな文化展で生まれたのです。
あの時、あの場所を展示スペースにと言われた時、雑踏の道端に現代美術なんて、私のドローイングなんて、きっとペラペラだ、だから雑踏に行き交うひとにアクションする何かをしようと思ったわけだから、あの時と、今日のこのスタンプ目当てのちびっこたちと何が違うのか、と思いました。
その強さはくじドロにはあると再確認できたアクトランドでした。
高知から戻って数日後、「乾さん『イベント』お疲れ様」という風に言葉をかけてくださった方がいました。
その方に悪意はないのでしょうが、正直なところ、私はその言葉に少しだけ傷つきました。
愛してやまないくじドロは、愛の分だけいとおしいわけです。
でも、この私の過保護な思いをよそに、くじドロは案外したたかに育っているのかもしれません。それにも気づけたアクトランドでした。
担当の横田さんは、前回記事にも書いた通り、研究を道としている方ですが、彼女もまた、私の思いを共有してくださっていたことがわかり、それはとても嬉しいことでした。
そして、はちきんと呼ばれる、高知女性の強さを彼女の中に見ました。
エピソードをつづる予定が、このような文になってしまいました。