『やってみる』ということを大切に新しいこと面白そうなことなんでもトライしてきた、トライしようとしてきた、のかもしれないのですが、先日ブックオフで『やめてみた』というタイトルの本を見かけて立ち読みしてみたところとても面白くてやめられず立ち読み一気読みしかもブックオフで、という状況に陥りました。
その本の趣旨は、やめてみると楽になるし何より生活の質が向上し豊かになるよというもので、たとえばわたしはこれとこれとあれとそれをやめたんだよという内容でした。
きっと、何事につけ過剰な私の、やりすぎをセーブする本能がそのタイトルに反応したのだとおもいますが、豊か向上は置いておくにしても、実際やめてみると楽にはなるものですね。
たとえば喪中欠礼で年賀状がない今年の年末。例年より相当こころの余裕があります。だしたかった人には寒中見舞いを自分のタイミングで出せばいいのでしょう。
それではいっそと、おせち料理の制作もやめてみることにしました。
毎年曲がりなりにもそれらしく用意していましたが、今年は、人が作った豪華おせちセットを買うことにしました。
思えば実家にいるときは母の、結婚してからは姑の、おせちを食べ、そこから学んで私のおせちを作ってきたのでした。
母のお煮しめ、姑の酢蓮根、まだ追いつきませんが、今年はとりあえずお休みに。
そう決めたらなんだかずいぶんこころが軽くなり、今日生協でおせち食材コーナーを通っても素通り出来ている自分にとても驚きました。
ふわあっと軽い年の瀬はこんな小さなことからもたらされました。もうひとつふたつか10個か1000個やめてみようかしら。