午前10時
鴨江アートセンターに着くと、会場の103にはワークショップ用のテーブルも置かれており、HICEの皆さんのヘルプ体制万全で、くじドロは最大限のウェルカムで迎えてもらいました。
ゆれるアイデンティティ、という企画。
何がゆれるのか、アイデンティティって何だろう、一貫性のある自分像?ずっと考えてきましたが、そこが定まらないままに会場設営開始。
つまり、私自身が、ゆれる、アイデンティティ、なのでした。
それならばと、ゆれる展示にしようと思いました。
くじドロキルトは、薄手の方を天井から暖簾のように下げて、ゆれる。
くじドロ作品も、テグスで吊って揺らしたかったけれど、それは打ち合わせ時に、やらない方向で決まっていたので諦めた。

作品の張り出し方向をランダムにして揺らす。
結局、あまり揺れなかったかもしれませんが、人が来たら、キルトは揺れます。
展示は、はじまりの美術館の作品から始まって、山と海のくじドロ、庭野小、高知キャラバンと展開していく流れで壁に。
ところで今回は、くじドロポストが初登場です。

描いた人が宛先を書き、切手代をいただいて後日投函します。(希望者)
(くじドロ用紙のサイズですと、国内なら82円、海外はアジア90円欧米110円南米ほか130円です。)
くじドロ担当の、アートセンターのスタッフ松岡さんが、可愛いポストを作ってくれました。
(松岡さんは1993年生まれ。若い人と一緒に作る企画、楽しいです)
実はくじびきドローイングの用紙は、描画面でないほうを絵葉書のようなレイアウトのデザインにずっとしてきました。切手を貼って投函できるようにと。実際、これまでも何人かの希望者が、事後、郵送しましたが、そのことを積極的に伝えるのは今回が初めてです。

今度の企画には、浜松在住の外国の方々が多く参加されるらしいので、くじドロが海を越えて誰かの手元に届けられるかもしれず、それを思うと、こころはふわふわと、揺れます。
アートセンターのスタッフさんたち、国際交流協会の方々、などなど、大勢の方に助けていただいて、予定通り13時前には9割がた設営終了。一度アートセンターを離れ、夕方に再開、今度は松岡さんと二人で。18時には無事終了できました。

