2019年8月7日〜17日 東京・青山 のトキアートスペースで開かれていた本の展覧会『THE LIBRARY2019』、無事に終了いたしました。
私は、新書サイズのレディイメイドブックに、言葉とドローイングを綴って仕上げた『Pの言葉』という作品を出品しておりました。
十分なお知らせが出来ておりませんでしたが、お運びくださった皆さまありがとうございました。
今回のDMです。
会場風景です。
自作が展示されていた壁。入って左側です。出品作品です。アトリエの机上で撮りました。めくっていくとこんな感じです。
全部で172ページあります。『Pの言葉』のPはパシュラールの頭文字です。ガストン・パシュラールの著作『空間の詩学』からテキストを引用しました。他者の言葉を用いてドローイングブックを作るのは今回が初めてです。
前作『Rの言葉』はすべて自分のモノローグでした。RはredのRであり、ドローイングが赤の色鉛筆でなされていたからです。
言葉が好きな自分。イメージからイメージへと線をつむぎ空間を広げていくことが好きな自分。ページをめくる行為がずっと好きな自分。
そういったことをまとめられたといえばそうですが、正直なところ、まだ少し彷徨っています。
あえて本の形にする必然性についてとか。。
レディメイドサイズに拘束されて狭くなかったかとか。。。
いろんなことを考えていますが、もう少し違うサイズにして、ページもののドローイング作品を続けてみようと思っています。
ちなみに、現在、静岡市のギャラリーsensenciでは『冊子展』という展覧会が開かれており、そこにはドローイング小冊子を出しております。ことらのサイズと紙の方が、広々と、色鉛筆にも優しく仕上がった印象があります。
なかなか奥深いページものです。