旅の最終日。
レンタカーの助手席に、札幌からの地涌大学参加者千永柱(チョン ヨンジュ)さんが乗ってくださいました。
前夜、名瀬の街の島料理のお店で、先生たちと合流したのですが、その時に再会し、ご一緒する流れとなりました。
奄美市立博物館を訪ねてみました。
ここの館長さんが静岡市のギャラリーsensenciの柴田恵子さんのいとこさんであることは存じていました。
でもアポもないから、突然は失礼でしょうと、展示のみ見て帰ろうとしたら、恵子さんからFBのメッセージ。
そう、珍しく私は、FBで現地チェックインをしてみたのです。
SNSってすごいなあ。それを恵子さんが見て、ぜひ会っていらっしゃいよと。
そもそも、奄美市立博物館の展示内容はとてもいいものでした。
奄美の歴史、文化、自然が、とてもよく理解できました。
聖地巡礼をしながら、小笠原はもちろん、沖縄とも全く違う重層的な文化があると感じていましたが、その根拠がわかった博物館展示でした。
館長の高梨修さんは突然の来訪者の私たちをウェルカムで迎えてくださり、展示では伝えきれない内容を多く語ってくださいました。
例えば、ある時からノロとかユタは霊的な存在、霊媒者などではなく、公務員のような存在であったとか、しかし、今も若い人を含めて、島の多くの人たちはユタに占ってもらうことがとても多いとか。
薩摩藩の支配下にあった奄美大島の両者の関係と琉球王国との関係、韓国ルーツのさまざま、
返還が1953年、その歴史性、沖縄との差などなど。
島尾敏雄とミホ、二人の子ども、伸三とマヤに関する書籍類の展示もあり、時間があったら、全てに目を通して来たいと思いました。
また、訪れよう奄美博物館、と思い、チャンさんと二人、国直半島に向かいました。