パンフレットを作ることは以前の記事にも書きました。
パンフレットはその目的から等身大の自分を伝えるものではなくフレームアップされた自分を広めるものであるのでしょう。
私は私が思う自分をパンフレットで伝えたりしないほうがいいのではないのかなと思うようになりました。
こんな風に伝えた方がいいですよというデザイナーの意見や、あなたの作品をこんな風にみましたというハイレベルなテキスト、そういうものを何よりも尊重した方がいいように思うようになりました。
そういうものの方が、もしかしたら自分で思っている自分よりももっと自分なのかもしれないと思うようになりました。
それに、極端なフレームアップは人として恥ずかしいけれど、パンフレットも作品だと思えば、等身大という凡庸を少しだけはみ出すかすかな虚構があった方が素敵だと思います。