5月8日
誰にとってもそうなのでしょうが、午前中が1日の中で一番いい時間です。
だから、その時間を何に使うかということが重要になります。
朝の家事をやり終えると私は続けて夕ご飯のおかずを作りたくなってしまいます。
冷蔵庫の在庫からいろんなインスピレーションが湧いてずっと調理をしていたくなります。
それから誰かに手紙を書いたり贈り物をしたりもしたくなるし、読書もしたいし掃除もしたい、天気が良ければ布団も干したいお洗濯のあれもこれももやりたくなる。
でもご用心。
そんな風に気の向くままに時間を使うと、制作の時間が全然なくなって、アトリエで食べようと作ったお弁当も自宅の台所で食べ、あ、ちょっと銀行に、郵便局にという用事ができようものなら、もう午後3時という事態。
別にそれで幸せならば何も問題はないのですが、そうやって1日を使った後は、結局ものすごい不全感が残ります。
絵を描かないと元気が得られません。仕事というわけでも、誰かに頼まれているわけでもないのにやってしまうそのことをやらないとだめなのです。短い時間でも。
だから1日のうちで一番いい時間は、表現することに使うよう心がけてきました。
朝起きてすぐにアトリエに行くのはそのためなのですが、コロナのこの頃はそれもなかなか出来にくくなりました。
たくさん眠らなくちゃとか、家族の健康考えてしっかりご飯作らなきゃとか、家じゅうのあちこちを清潔にしておかなくちゃとか、シーツもパジャマも何もかもマメに洗わなくちゃとか、手作りマスク作らなくちゃとか、なんとなく変な緊張と忙しさがないまぜです。
ウィズコロナという言葉がスタンダードになっていくよし、自分のペースについても考えようと思います。
本日の制作は、F4の水彩紙にドローイングを二枚。長尺ユポ紙3メートルのドローイングを描きかけました。