7月16日 木曜日
個展DMが前夜に届けられた。デザインほとりの安達彩夏さんのデザインによる今回のDM. 。とっても美しい。
それを持って藤枝のアートカゲヤマに。早速、配架してもらった。
それから、額装を何点か依頼。そして会場を改めて見る。
今展示中なのは北村さゆりさん。一階と二階のふたつのスペースでの大掛かりな展示。高校の二つ後輩でもある彼女は、今や押しも押されぬ売れっ子さんで歴史小説の表紙や雑誌サライでの挿絵の連載などメインストリームで活躍中だ。東京在住だが、2年に一度生まれ故郷の藤枝のこの画廊で個展を開く。錦を飾っているのだ。すごいなあと感心して拝見した。
それから自分の展示のシュミレーションをしてみる。今制作中の繊細なドローイングが負けてしまいそうな強い空間だ。強いドローイングも出すべきだろうかなど考えた。
お昼をとうに過ぎた時間に実家に行くと、母はいつものリクライニングチェアにもたれ、足をオットマンにのせ、テレビをつけて昼寝をしていた。
この頃はいつもこんな感じだ。
遠くからよくきてくれた道が混んでいなかったかご飯はもう食べたかといつもの言葉で迎えられる。
長く伸びた母の爪の切る。先々週切り忘れてそのままだった。ヘルパーさんはみてくれないのかなあと思う。
でも私がやれないありとあらゆることをやっていただいているのだ。不平を伝えることは決してすまい。
母は今日も可愛い笑顔だ。
泊まっていけと言われごめんねそれはできないという毎回のやりとり。
帰りの東名で、母のことではなく、自分の子育てのあれこれがなぜかたくさん思い出された。子供達が小さかった頃のこと。いろいろなこと、あんなことこんなこと、泣きたいぐらいに。
直帰せずにアトリエで少し制作。
パンフレットのデザイナーさんからの修正案はまだ来ない。間に合うだろうか。そろそろ心配になってきた。