8月15日
終戦記念日。
戦後75年。
自分が生まれた年は、終戦からたった13年しかたっていなかったんだと今は思う。
でも戦争は自分が生まれるずっと前に起こったことだ、そう思って育ったように思う。
さて今日は長男が単身横浜から日帰りで個展を見に来てくれるというので夫と二人で画廊に向かう。
お盆の帰省が全国的に自粛で次男も三男も帰って来ない。
来年のお盆がある、と全国的に我慢と納得で過ごすわけだが、来年の約束は確かなのか。
短い時間だったが会えて良かった。大正亭のトンカツが美味しかった。お土産に持たせようと志太泉の酒蔵を訪ねたがお盆休みだった。
藤枝で解散し私ひとり実家に泊まった。
8月16日
5時に起きて実家のお盆の片付け。仏様を送っていくのだ。
昔はご近所でまとまって文字通りの野辺送り。今では、市の環境課の職員さんがあらゆるものを細かく分別、ゴミとして処理される。その傍らで送り火や、灯明、お線香など。
実家の家事をやれるだけやって母の洋服や下着を買ってタンスにしまい母のお昼を作り洗濯もの寄せて畳んでとしていたら画廊に行く約束の時間大幅に遅刻、待ちくたびれて帰った人たちがいると伝えられた。申し訳なかった。
会えて話せた人がそのあとに何人もいたことを良しとしよう。
夕方、座間市からアーティストのさとう陽子さんが来てくださる。
彼女は、次の足利での個展でのトークの相手だ。
トークのために私の近作を見ておこうと思ったということ。ありがたい。
さとうさんとたくさんのことを話した。
私の作品は叙述的で、同時に未分化だということだ。