8月25日 火曜日
少し遡りますが、火曜日のことを書きます。
清水のフェルケール博物館に行ったのです。
個展が終わったところなのに、次に続く展示のことが気になってたまらず、足利では何を、フェルケールでは、福島では、グランシップではと思ってしまい、出かけてみました。
フェルケール博物館では、明治時代のお茶の輸出に関する特別展が開かれていました。
驚きの展示でした。
お茶は、清水港からアルジェリアのアルジェ港に運ばれてオランの街で売られていたのです。
アルジェリアのオラン。
まさに、読み終えたばかりの、カミュの「ペスト」の舞台となった都市です。
なぜこのタイミングでアルジェリアのオランにまつわる展示なのか。
学芸員は、コロナとペストを繋げているのかなと深読みしてしまいました。