9月15日 火曜日
様々なことが怒涛のように押し寄せており書きたいこと書いておかなければと思うことがたくさんありすぎてかえって書けません。
それで、なんとなくダラダラ書いてみます。
好きなラジオ番組に『科学と人間』というものがあるのですが、オンタイムでは聴けず、あとから聞けるアプリでよくまとめて聞いています。
今日は朝からずっとその番組を何回か分まとめて聴きながら作業的な制作をしました。
海生哺乳類の進化と生態のお話なのでしたが、何回めかのところでアザラシのハーレムのことが話されました。
アザラシはハーレムを作る。
ボズザルのボスみたいなオスがアザラシにもいるんだなあと聞いていると、ハーレムを作っているのはメスなのだという。
メスは、できるだけ優良な遺伝子を持つオスと交わり、できるだけ優良な子を産みたい。だから、優良なオスを求める。最優良なオスが求めれれると、したがって一頭のオスに複数のメスという形態になる。それがハーレム。
アザラシのメスが優先しているのは、自分だけを大切にしてくれるステディな関係のオスなどではない。他に愛人がゴマンといようがそれはどうでもいいのだ。心身ともに優秀であるオス、その遺伝子が欲しい、それが最優先。すごいなあアザラシのメス。
翻って、ハーレムの中心であるアザラシのオスは、そんな求められ方で選ばれて、幸せなのだろうか?
愛じゃないわ遺伝子よとはっきり言われて次から次へと子作りをするわけで、虚しかったり疲れたりしないのだろうか?
ともあれ、アザラシのメスのしたたかさに、人間のメスである私は脱帽したのでした。
メスが主導権を握っているからこその種の保存なのでしょう。