12月12日 土曜日
フェルケール博物館に土曜日ごとに行く計画を立てました。
会場に行って来場者と会うためというよりは清水に行くため清水を歩くためです。
今日は、高速道路を使わずに、ゆっくりと一号線を走りながら清水を目指しました。
途中袋井の法多山に寄り厄除け団子を買いました。感染症も増えているし厄祓いのためそして何よりここのお団子が好きだから。
深く考えずに二箱求める。あげたい誰かに会えたらそうしよう。
会場に行く前にどこかもう一つ、そのあと会場、そしてまた清水散策、そんな計画で袋井からは寄り道なしで清水入り。
草薙神社に着いたのはもうお昼過ぎでした。
ヤマトタケルを祀っているこの神社は由緒のある歴史の地。実は初めてきました。
鳥居の老朽化が話題になっていましたが撤去されていました。
古事記は私にとっては『ものがたり』なのにヤマトタケルが祀られている。現実とファンタジーは長い時間の間に一つに溶け合って神社の空気はファンタジーの世界、荘厳な空気と気配。ああいいなと思いました。
草薙から清水の町に入るある一瞬、高台から清水の街が広がりました。
清水が広がっている、あの向こうは海なのか、自分が眺めている角度や風景の傾斜が実感されて、良い瞬間でした。
フェルケール博物館にはもう何度もいっているのにやっぱり今日もナビに頼ってしまいます。
博物館は来館者も少なく今日も静かです。
一人で遅いお昼のお弁当とお茶、そして今日はスープ用の小さいポットに豚汁も。
F4スケッチブックを広げてペンのドローイングをしてみました。
ドローイング描き終わる頃に丹羽勝次さんがいらっしゃる。
89歳の老アーティスト静岡のレジェンド。
この頃の乾さんはいいね。
風のように、いや風に負けないようにもっと広がっていけばいい。
そんな言葉を作品の前でいただいて泣きたい気持ちでした。