福島駅から東北本線で郡山、郡山から磐越西線に乗り換える
車窓風景を眺める
いつも会津地方に行く時は新幹線で郡山まで行って磐越西線なのでなんだか新鮮だ
磐梯山が見えて来た
猪苗代で下車
観光客の多い駅である
はじまりの美術館に向かう
2018年の夏から秋の長い期間ここでくじびきドローイングの展示とワークショップをしていただいた 担当さんは退職してしまったが美術館の人たちに会いたい、今の展示をみたいと思った
徒歩で頑張る元気が無くタクシーに乗った
どこから来たか問われたのは観光客の多い町であるからだろうか
静岡?行ったことあるよ遠くからよく来てくれたねえ。浜松ですか。浜松には知り合いが住んでんだ。
10年目だから福島に?
10年目だからって変わったことはないねえ
でもここ猪苗代の高校生はバトミントンが強くなったよ
(原発事故で避難になった)大熊町の高校が来てたからね
バトミントンで五輪に出る桃田選手は、大熊町の高校出身で、バトミントンの強いそこの高校生たちが猪苗代に避難し、交流して来た10年なのだそうだ
そんな10年もあるのだなと思った
タクシーは短い時間ではじまりの美術館に着く。
メーターは980円だった
1000円札を出した。
運転手さんは、ゴソゴソしながらお釣りの小銭がなかなか用意できない様子
あ、いいんです、そのまま取ってください というと
いやいや~と言いながら、やがて、電話でもかけるっぺと言いながら20円を渡され、一緒にチョコレートもくださった。チョコを探して時間がかかっていたんだ。
なんだかお駄賃をもらったような気持ちになった。
久しぶりのはじまりの美術館に着くと、夏にはテーブルがある美術館の談話スペースの床に、カーペットのようなものを敷いて、こたつがふたつ並んで置かれている!
大ウェルカムで迎えていただき、こたつに入れていただいて、私はなんだかものすごくほっとしたのでした。